12月に降った雪ですが、鶏舎は無事だったものの影響が出て来ました。
それは緑餌です。冬の時期は葉ものが手に入らないため、例年は近所のほうれん草や、春菊を作られている農家さんから、出荷時の下葉をいただいていました。ところが、年末の大雪でハウス倒壊の恐れが出て来たため、農家さんはハウスのビニールをすべて切ってしまいました。当然、ハウスの中の野菜はすべてだめになるため、出荷もなくなり葉っぱも手に入らなくなってしまいました。
ご存知のように、ふぁーむbuffoでは餌に着色料を一切使用していません。それでも、トウモロコシが沢山入った餌をやれば、ある程度黄身の色は濃くなります。しかし現在、飼料用トウモロコシはほぼ輸入であるため、残留農薬や遺伝子組み換えの心配から使わず、代わりにお酒を作るときに出る米の粉を使用しています。栄養的にはこれで代替えできるのですが、難点は白いお米の粉を食べさせると、黄身の色が白くなってしまうのです。
そこで、葉っぱなど緑餌を与え黄身の色を出すのです。が、この緑餌が手に入らないのです。
現在は、秋に収穫したカボチャを少しづつ与えてなんとかしのいでいますがやはり全体に行きわたらないため、白っぽい卵が入っています。
カボチャは食べると黄身がオレンジに近いほどになり、大変よいのですが、好きな鶏ばかりがつついて食べるため、食べる鶏と、食べない鶏とで黄身の色にずいぶん差がでます。ケージ飼いの様に同じ餌を同じ量食べさせるとむらなく、同じ卵を生むのですが、鶏が食べたいものを食べさせる平飼ならではの黄身の色の差といったところでしょうか。2月3月まで少しこの状態が続くかもしれませんが、白っぽくても栄養的には代わりませんので、少しの間少し白い黄身でご勘弁ください。