先日お隣は邑南町で、牛を牛舎なし年中放牧するというすごい方法で飼育。牧草地には化学肥料を使用しない。しぼった乳は低温殺菌。という牛乳を販売というニュースをみて大変気になっていました。調べてみると、なんと近くの香木の森に、牛乳やアイスを販売する施設(ミルク工房四季、ジェラテリア・カフェMui(ミューイ))ができているとのこと。
さっそく足を延ばしてみました。
で、牛乳を手に入れて来たのですが。すごいですよ。実際味が全然ちがいました。
まずふたを開けて臭いを嗅ぐと、牛乳の臭さがないことに感動。牛乳が嫌いな人はこの牛乳臭さが苦手な人が多いと思いますが、それがありませんでした。
で、飲んでみるととにかく甘い事にびっくりします。なんでしょうこの味は、バターの味とでも言えば近いでしょうか。
コクがあって、ほんと美味しかったです。
この牛乳をを飲みながら、大学生のとき研修にいった酪農家の事を思い出しました。
酪農の本場北海道でも、現在は多頭飼育のため餌は輸入の配合飼料がメインで、牛舎で飼育しながら日中放牧をするかしないか、という感じでした。
そんななか少数飼育、牧草主体の飼育をしている酪農家さんを訪ねたとき、牛乳を飲ませてもらった事がありました。
「ちゃんと草を食べて育った牛の乳は、季節によって味が変わる。青草をしっかり食べる夏は青草の味がするんよ。」そういってもらった搾りたての牛乳は草の香りのする、おいしい牛乳でした。
自分で鶏を飼い始め、季節によって黄身の色も、味も変化する卵を見ていると、牛乳も卵も同じだな〜と感じます。自然の中で四季の影響を受けながら、人間の食べられないものを餌に、牛乳や卵を産み出す牛や、鶏。そんな本来の牛乳の味でした。
しかし、こういった飼育方法は経済効率とは相反するもので、当然価格も高くなります。
この牛乳も720mlで650円でした。普通スーパーで売っている牛乳の3倍〜4倍ぐらいでしょうか。牛乳にそんなにお金を出せないというなら、飲む量を1/4に減らしてでも飲む価値ありです。
まあ、とにかく1度飲んでみてください。おすすめです。
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