今日は広島の雑誌「がんぼ」の取材がありました。
うちなんかに来ても書くことないんだけど、と思ったんですが、今回は環境型、循環型の農業をしている人の座談会ということで大丈夫かなとお受けすることになりました。
こういう取材というのを受けると、「どうして農業をすることにしたんですか?」とか「これからどんな農業をしたいんですか?」とかきかれます。
一生懸命伝えようと言葉にすることで、日ごろ漠然と思っていたことがはっきりと意識できたり、忘れていた初心に帰れたりして、なかなかよいものです。
が、日ごろ頭を使っていないので、なかなかうまく伝えきれずもどかしい思いもします。
ただ、今回話をしながら「伝える」と言うことを自分が意識していることを再認識しました。
たとえば、お客さんに卵を配達する中で、暑い夏や寒い冬卵が不足することがあります。
そんなとき、「鶏も大変だもん、仕方ないよ」と言ってもらうことがあります。お客さんは頭の中に寒さに震えていたり、暑くってへばっている鶏を思い浮かべてくれているのでしょう。
お店に行けば毎日卵が並んでいるけれど、それは鶏ががんばって産んでいるんだよということを想像してもらいたい。ご飯を食べるとき、鴨の元気に泳いでいる姿を想像してもらいたい。
わたしも想像が出来るように伝えていかないといけないぁ。と改めて思ったのでした。
もちろん想像だけじゃなくて、実際に鶏や田んぼを来て見てもらえるのが一番で、食べるときに思い浮かべてもらえるようなそんな関係を食べる人と作っていけたらなと思いました。
人と話をするというのはやはり刺激を受けますね。
久々に頭を使ったので(笑)明日からは体を動かして、育すう小屋の準備をしましょう。