今日は米の検査に行って来ました。2回目に刈った3反のアイガモ田のお米の検査です。検査場に着くと検査員さんがお米を抜き取り水分量などを調べます。ドキドキ。
水分量、品質はオッケーでしたが、農薬を使わないためカメ虫の食害ありによる二等という判定でした。
まあカメ虫はしょうがないかな。
穂の実る時期にカメ虫が穂から汁を吸うと、その食害の痕が黒くなります。
検査の時抜き取ったお皿の中にカメ虫による食害の黒いお米が3粒以上あるとカメ虫がついていると2等になっちゃいます。
一般的にこうして検査を受け、その等級により値段がつきお米は農協に買われていきます。
そのとき1等と2等になるのでは値段に差がでてきます。
そのため見た目がよくなるよう農家さんはカメムシの防除などをするわけです。
無農薬でこだわって作ってもカメムシがついて食害があれば等級が下がり値段も安くなるだけですから。
さて農薬を使用せず作り、農協に出荷しない私がなぜ検査を受けているのか。
もちろん米の出来を知りたいというのもありますが、お米を直売所などで売るためなのです。
お米の袋の裏を見ると、中身のお米がいつ取れたお米で、品種はなにかなんて書いてありますよね。そこに「こしひかり」と表示するためには検査を受けなくてはいけないんですね。
一時いろんなお米を混ぜて販売していたり、袋の表示と中身のお米が違うといった問題が起こったのをきっかけにこのようになったようです。
ちょいと今年は斑点の入ったお米が混じっていますが、そこは無農薬ゆえ目を瞑ってくださいね。